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温活

アーユルヴェーダというインド伝承医学から

冷えの本を探していたら、聞き慣れないアーユルヴェーダという医学がありました。
調べていくと、インド医学で「生命」+「知識」を表す言葉のようです。

東洋医学での冷えもありますが、インド医学でも冷えの治療方法もあるのですね。

その本には、
「人はだれでも温かく元気な身体をもち、
喜びのあるいきいきとした心で毎日を生きて、
人生を豊かで幸福なものにしていける」

とあります。この言葉は、普通の人が人生をそうありたいの思うことを的確に表しているように思えます。

アーユルヴェーダは、脈診で、診断するようです。これは、東洋医学にも同じようなことをします。
そして、病気や症状などは、生命現象を引き起こす「力」に異常が生じたときに現れます。
この「力」の異常を診断して、それを解消していくようです。

ドーシャ:ヴァータ、ピッタ、カパという3つの力

「個性」「体質」「心身の状態」はこの3つの力のバランスによってきまる。

ドーシャがバランスいい状態が健康で、食べ物、行動、環境で変化し、バランスが崩れると病気になる。
ドーシャは、増えすぎて不調をもたらすので、その乱れを整えて改善する。

ドーシャには、3つの力があり、

①ヴァータ(風のようなもの)動きを生む
②ピッタ(火のようなもの)変換・メカニズムを生む
③カパ(水のようなもの)構造を生む

また、以下の3つのことが冷えに関連があります。

①アグニ(消化をになう生命の火)
②アーマ (体にたまった病気のもと)
③オージャス(病気を防ぐ命の活力)

これらの悪化で以下のような冷え性のタイプ分けをするようです。

①消化力がダウン(アグニ低下タイプ)
②免疫力ダウン(オージャス低下てイプ)
③乾燥型の冷え性(ヴェータ悪化タイプ)
④熱エネルギー が衰えた(ピッタ低下タイプ)
⑤湿った冷え性(カパ悪化タイプ)

こうしてみると東洋医学とも重なるところも多いようですね。

様々なタイプに関して、もう少し掘り下げていきたいと見ます。

参考:日本人の9割は冷えている(新潮社)蓮村誠著